草木で染めた手織りの絨毯   GABBEH

今でこそ日本をはじめ世界中で知られているギャッベ。

ギャッベとはペルシャ語で「目が粗く毛足の長い絨毯」のことを指します。

ギャッベはイランのファルス州・シラーズ地方にある標高2,000m~3,000mにもなるザクロス山脈を遊牧しているカシュガイ族やルリ族によって織られ、テントの中に幾重にも敷き詰められて使用されています。

厳しい大自然の中、300年近く遊牧生活を営んできた女性達の幸せを願う気持ちを豊かな感性で織り込んだ絨毯、それがGABBEHなのです。

素材はWOOL100%

ギャッベは遊牧を共にする羊たちの毛から生み出されます。

イランの羊たちは昼と夜の寒暖差が30℃近くもある山岳地帯で生きています。そんな過酷な環境下で生き残るため、羊の毛は直毛で脂質が多く、放熱・保温に優れている特徴を持っています。

頑丈かつ高品質、まさに絨毯にはピッタリな素材といえます。

草木染め

ギャッベの基本の色は、赤・緑・黄・青・茶の5色。

その色は彼らの生活圏の中で自生する草や花、樹木から採取されています。

誰がどのようにやっても一律で同じ色になる化学染料は便利ですが、無味無臭で奥深さは感じられません。

草木染めだからこそ出る色の濃淡はギャッベを語る上で欠かせない魅力の一つです。

機械織りではなく、手織り

商売という観点だけでいえば機械織り絨毯の方が大量生産できるので優れているようにも感じます。

しかし見る絵画とも言われているギャッベはその芸術性も大きな売りの一つです。

絨毯1枚1枚に宿るそれら個性を見て、織り手の気持ちや世界観に想いを馳せる・・・そんな楽しみ方ができるのは手織り絨毯だからこそ、でしょう。

機械織りで決して出せない1枚1枚の個性。ぜひ展示会で見て、触って、感じてみて下さい。