ギャッベを購入する際に気になるのがペットと同じ空間にギャッベを敷いても大丈夫???という点ではないでしょうか。

  • 飼い主のいない隙にギャッベで爪研ぎをしてボロボロになってしまうのでは?
  • 粗相をしてしまいギャッベを汚してしまったら・・・

ペットを飼っているご家庭であればこれらの疑問はごもっともです。

そこで、このページではペットがギャッベを万が一汚してしまった場合の対処法についてご紹介します。

ギャッベに興味があるけどウチにはペットがいるから・・・という人は参考にして頂けると幸です。

爪研ぎ

猫を飼っているご家庭だと、過去に絨毯で爪研ぎをされて大変なことになってしまった・・・なんていう失敗談はないでしょうか?

猫にとって爪研ぎは本能的な行動なので、いくら絨毯での爪研ぎはダメ!と躾けても飼い主がいない隙にガリガリ…というのはよくある話です。

しかし、ギャッベに関していえば爪研ぎでボロボロにされてしまう可能性はかなり低いです。

その理由はギャッベの毛と織り方にあります。

そもそもギャッベに使用される羊毛は畳の藺草や既製品の絨毯にありがちな化学繊維と比べて大変丈夫で、しかも頑丈に織られています。

そのためギャッベの表面を猫がガリガリしても破れたり穴があいたりすることは滅多にありません。(100%絶対安心ではない点はあらかじめご了承下さい)

また、ギャッベは毛足の先端を1本1本カットするパイルカットという製法で織られています。

これは毛足を輪っかのように織るループパイル製法とは異なり、毛足の一本いっぽんが独立して出ている織り方です。

仮にガリガリされても爪が引っかかりにくいので、結果的に爪研ぎをされても傷みにくいというわけです。

粗相

ペットを飼っていると意図せずギャッベの上で吐いてしまったり、おしっこをしてしまったりすることがあります。

よくある理由が、トレーニングの最中でまだトイレを完全には覚えていない、老いてきてトイレまで間に合わなかった、などです。

しかしご安心を。ギャッベは目がしっかり詰まった絨毯なので大抵の粗相は綺麗に対処できます。

 

一番よくあるのが嘔吐です。ペットが吐いてしまった場合、固形物をスプーン等で綺麗にすくい上げます。このときギャッベの奥に押し込んでしまわないよう、毛の向きに沿って優しくすくうのがコツです。

吐瀉物には胃液(酸性)が含まれているためこれをそのまま放置しておくと色落ちの原因になります。

そこで、弱アルカリ性洗剤を薄めて雑巾や布巾に染み込ませ、ギャッベに押し当てるようにして拭き取ります。何回か拭き取って雑巾や布巾に色が付かなくなればOKです。

最後に綺麗な水で濯いだタオルなどで洗剤の成分が残らないよう水拭きをして、しっかりと乾燥させて終了です。

 

次にあるのがおしっこの問題です。もし愛犬がギャッベの上で粗相をしてしまった場合は、まずは犬用トイレシートやキッチンペーパーでギャッベを挟んで素早く吸引します。

おしっこが十分吸引できていることを確認したら、次は中性洗剤を希釈して布巾などに染み込ませて軽く拭き取ります。

そして最後に硬く絞った雑巾やタオルをギャッベに押し当てて何度も拭き取ります。(※ここでの注意点として、ドンドンと叩いたりゴシゴシ強くこすったりするのはNGです。これはおしっこの成分が繊維の奥深くに染み込んでしまう可能性があるためです。)

こうすればたとえギャッベの上で粗相をされても綺麗に拭き取ることができます。

水洗いについて

ペットの粗相はいつもすぐ発見できるわけではありません。

夜遅くに帰宅したらギャッベから何か匂いを感じてペットが粗相していたことに気付いた、というようなケースもよくあります。

そんな時はギャッベ全体を水洗いしてしまうのも一つの手です。

ただし、これを推奨できるのはギャッベが座布団サイズや玄関サイズくらいの場合だけに限ります。それ以上の中~大サイズのギャッベだと水抜きや干し方のやり方次第ではでギャッベが歪んでしまったり、色落ちしてしまう可能性もあります。

ですから、ある程度以上のサイズのギャッベにペットが粗相をしてしまいかなり時間が経過していたら、専門のクリーニング業者に依頼することをおススメします。

ペットがいても大丈夫

今回はペットのトラブルとしてありがちな爪研ぎと粗相についてまとめてみました。

ギャッベは元々家畜と一緒に暮らす遊牧民の人々が屋外での使用を前提に頑丈に織った絨毯です。

ですから室内飼いのペットによるトラブルでも、よっぽど酷いものでなければ自分で簡単に対処可能です。

今回の記事が現在ペットを飼っていてギャッベ購入を迷っている人の参考になれば幸いです。